CATVを見ていたら、チェルノブイリ原発事故の特集をやっていた。
数日間、世界はもとより国内にも事故を秘密にして、外国から放射能漏れを指摘されてから公表したことや、2次爆発を防ぐためにかなり危ない作業を50万人が行っていたことなんかを初めて知った。
こういうのを見ると、原発事故ってすごいことになるんだなぁと改めて実感。
公式記録では、この事故の死者は60人程度ってことになってるけど、事故直後の初期消火に普通の消防隊が出動して、その後全員が死亡したことや、現場に接近するための地下トンネルを掘った炭鉱労働者1万人のうち、2500人が40歳未満で死亡、現場を撮影するために接近した記者の5人に3人が死んでいるとか、いろいろ語られていた。
驚いたのは、作業ロボットも放射線で暴走する原発屋上の作業。
バイオロボットと称した予備役兵が、手作りの防護服(鉛を縫いこんだだけのちゃちなもの)を着て、毎時15000レントゲン(人間の致死量が400レントゲンとか?)の事故現場で作業するんだから、そりゃただじゃ済まんでしょう。
インタビューでは、「誰かがやらなければ世界が汚染されていた」とか言っていたけど、社会主義国だからできたことなんだろうなぁ。
召集された予備役の兵士が、「俺たちには拒否する権利はなかった」とか解説していたし。
まぁ何にせよ、原発の事故は怖いって事で。