1944年6月、ノルマンディーに上陸を果たした連合軍は、破竹の勢いで内陸部に進攻していった。
ドイツ軍は残存兵力をかき集め、フランス内陸部の村でアメリカ軍を食い止めようと陣地を構築していた。
今回は1500ポイントでの防衛戦だ。
前の戦いでは、こちらが大量の歩兵を動員して、敵の防衛線を突破した。
敵の対戦車砲はあまり活躍する場を与えられることなく、次々と撃破されたのだ。
その戦訓が物語る事実は、歩兵を止めなければ、戦いには勝てないということだ。
高価な対戦車砲を購入しても、地形によっては無効化されてしまう。
そこで今回は敵歩兵を食い止めるために大量の歩兵を動員して、何重にも防御陣地を築くこととする。
防御陣で時間を稼ぎ、心理的焦りを誘うことができれば、活路が見えてくるだろう。
歩兵を伴わずに戦車が突出してくれば、後は何とでもなるのだ。
そんな作戦方針から、以下の部隊を投入する。
歩兵大隊 1個
マーダー3対戦車自走砲 2両
塹壕 6個
有刺鉄線 1個
これでちょうど1500ポイントを使い切った。
もう少し対戦車砲か戦車が欲しいが、歩兵大隊で大半のポイントを消費したので、残りのポイントではこれが精一杯だろう。
7個の歩兵小隊を、森や塹壕を活用して布陣する。
2個小隊は開始直後に突出し、敵の前衛部隊を牽制する。
ただ陣地に篭って敵を待つのではなく、敵の前で機動防御戦術を展開するのだ。
彼らも只ではすまないだろうが、2個小隊の損失で敵の前進が停滞すればそれで良い。