我が軍の戦車が全力で前進する。
まずは良いポイントを押さえなければならない。
しかし、敵の方が一枚上手だった。
こちらが建物の影に隠れながら前進する頃、敵は森の影で射線を確保していたのだ。
しかも、こちらの動きを予想して、先制砲撃してきた。
どうやら150mm砲クラスの大砲を備えた自走砲も居るらしい。
幸いにも敵の砲撃した建物に歩兵は居なかったが、先手を取られるのはよろしくない。
こちらの動きを牽制されてしまった。
しかも敵はタイガーを投入しているようだ。
これは慎重に対処しなければなるまい。
いきなりシャーマンが破壊される。
森の影からタイガーらしき戦車に砲撃されたのだ。(後にこれは3号突撃砲であることが判明する)
さらに不運は続く。
3号突撃砲を待ち伏せ、M10が先制砲撃をするが、2発とも外してしまう。
3発目でようやく命中させたが、敵も同時に砲撃してきた。
結局M10は競り負けてしまった。
錬度の低さが、ここでアダとなってしまう。
どうもまずい展開だ。
敵戦車に翻弄され、歩兵の行動が制限されている。
しかも戦車を2両失い、精神的にも厳しい状態になる。
起死回生の手として、右翼からM10を敵の側面に回りこませる。
これが成功すれば良いが、ある意味ではミエミエの作戦でもある。
右翼に何かを伏せているのではないかと心配しつつ、M10の動きを見守る。
その頃、左翼では順調に前進した歩兵が、小フラッグを確保する。
敵はこちらに戦力を全く振り向けていないようだ。
10分、右翼から回り込んだM10が、BRUMMBARの側面を捉える。
これで歩兵を圧迫する大きな脅威が消え去った。
心配した伏兵は、右翼に配置されていなかったようだ。
この時点で全てのフラッグを影響下に置く。
敵の戦車も歩兵も、錬度を高くした分、数が少ないようだ。
このままM10を右翼後方に回り込ませ、一気に敵の戦線を突き崩すのだ。