右翼では敵とのガチンコ勝負となる。
右翼前衛の小隊は、敵部隊を待ち伏せする事に成功したが、その後ろから増援が駆けつけ、圧倒的な火力を集中してきた。
敵の迫撃砲も加わり、前衛小隊が敵の攻撃を一手に引き受ける事となってしまう。
15分、右翼の前衛部隊が壊滅する。
敵は1個小隊程度の戦力を投入しているようだ。
脱出方向がそれぞれ逆(ドイツ軍なら連合軍側へ、連合軍ならドイツ軍側)に設定されているため、戦意を喪失した兵士は敵に向かって逃げ出す事になる。
逃げ場を失った部隊が、次々と降伏してしまった。
ドイツ軍のロケット砲が着弾した。
しかし、狙いがいい加減なのか、ロケット技術が未完成なのか、砲弾はMAP外に着弾している。
かなり大口径のロケット砲だったらしく、大音響が戦場に空しく響いていた。
右翼の森にM4自走迫撃砲2両で、集中的に砲弾の雨を降らせる。
パニックになり、アメリカ軍陣地へ向かって逃げ出す敵兵を、至近距離から次々と射殺する。
敵の銃撃を受けて、こちらの守備隊も多大な損害が出ている。
阿鼻叫喚の地獄絵図だ。
敵は戦車を前進させ、右翼の丘を砲撃している。
大口径の自走砲らしい。
それを護衛するかのように、3号突撃砲が前方を警戒している。
M10が丘の頂上から先制攻撃をしかける。
3号突撃砲など、76mm砲の餌食にしてくれる。
しかし・・・。
「カコォォォン!」
76mm砲弾が弾かれる。
もう1発。
「カコォォォン!」
やはり弾かれる。
ここで気がついた。
3号突撃砲と思っていた敵は、ヘッツァーだったのだ!
敵が反撃してくる。
これはヤバイ!
しかし、幸運の神様は連合軍の味方だった。
3発目の砲弾がLoweHullに直撃。
なんとか装甲を貫通した。
ほっとした直後に、HUMMELの150mmHEAT弾が命中。
M10も破壊された。
右翼の戦闘が、勝敗を決めるだろう。
M4自走迫撃砲とシャーマンの活躍に全てがかかっている。