攻撃の時は来た。
左翼の各部隊に対し、一斉に攻撃準備にかかるよう指令を出す。
後方で待機していた戦車や自走砲も移動を開始する。
15分、攻撃開始を告げる号砲を鳴らす。
機関銃座をつぶすのもあるが、こちらに150mm砲という、強力な火器があることを知らしめて、威嚇する目的もある。
敵が潜んでいそうな建物を次々に破壊する。
150mm砲なら、小さな建物など一撃で粉砕してしまう。
前進していたタイガーを対戦車砲が攻撃した。
視界が悪く、砲弾はかすりもしなかった。
しかし、独特な砲声から判断して、17ポンド砲だろう。
早々に叩かなければならない。
今回、ポイントの関係で迫撃砲を持ち込めなかった。
対戦車砲を破壊するのに、Hummelの150mm砲を使わなければならない。
しかし、敵は直撃させなければならないのに対して、こちらは至近弾で良い。
対戦車砲の近くに着弾するだけで、周囲の兵士をなぎ倒すことができる。
Hummelを序盤に1両失ったが、ここで2両目を失う。
敵は対戦車砲をいくつ配備しているんだ?
全般的に押している。
左翼はHummelのお陰で、敵部隊を確実に仕留めることができる。
対戦車砲にさえ気をつければ、撃ちたい放題だ。
左翼大フラッグ前の森を押えることができるかどうかにかかっているだろう。
なお、敵の迫撃砲も無視できない。
これまでに相当数の兵士が、迫撃砲のお陰で死傷しているのだ。
一方、右翼は敵の反撃が少ない。
左翼に気を取られて、右翼への攻撃が減っている。
右翼部隊はダメージが蓄積しているが、このまま前進できれば、右翼のフラッグを取れるかもしれない。