朝日が昇る頃、薄闇の中をドイツ軍が移動していた。
日曜の朝、村で待機しているイギリス軍を夜明けと同時に急襲するのだ。
戦いはあっけなく終わるはずだった。
こちらの攻撃が敵に察知されていなければ・・・。
今回は薄暗い薄暮時の攻撃だ。
若干視界が悪いが、あまり気にすることはないだろう。
それよりもスクリーンショットの写りが気になる程度か・・・。
これまでのypsikonさんとの戦いでは、戦車を失ってボロ負けする事が多い。
経験の差か、戦車戦闘ではあちらに一日の長があるようだ。
今回の戦いでは、敵が対戦車砲を多数配備するのは間違いない。
それならば・・・。
今回は思い切った作戦を採ることにする。
歩兵を中心として、戦車の数を減らすのだ。
投入する戦力は以下の通り。
歩兵大隊 1個
タイガー 2両
Hummel 1個小隊(4両)
ハーフトラック 1両
偵察用にタンクハンターか軽機関銃が欲しいところだが、これだけでピッタリ予算を使い切ってしまった。
戦場に到着し、部下と共に敵の立てこもる村を観察する。
朝日を背に訓示するNeuhaus少佐。
戦後、ここで彼が何と訓示したか、なぜか誰も語ろうとしない。
公式記録にはたった一言、「敵を撃滅せよ!」と訓示したことになっているが、多分違うのだろう。
今回は左翼に主力を集める。
右翼は開けた土地が広がり、遮蔽物が少ないためだ。
左翼は森が目標の手前まで広がり、コッソリ接近するには都合が良い。
今回は2個小隊を右翼の囮に使う。
2個小隊の全分隊を分割し、距離を置いて配置する。
部隊数が増えるから、敵には1個中隊以上の戦力が右翼に展開しているように見えるはずだ。
左翼では偵察分隊を前進させるが、本隊は5分間移動しない。
戦車も前方の安全が確認されるまで移動させないこととする。
敵が対戦車砲を投入しているのは間違いない。
まずは歩兵に露払いをさせて、敵の位置と射撃ポイントを見つけ出すことにする。
安全さえ確保できれば、戦車は多少遅れてもすぐに追いつくのだ。