引き続き月夜の受難は続く。
村に突入した歩兵を援護すべく、StuH42が前進を開始。
村の交差点に居座るM10には、歩兵部隊が肉薄、これを撃破する予定だ。
また、村の建物や森が邪魔で、M10からStuH42を攻撃することはできないと思い込んでいた。
しかし、敵は僅かなスキを見逃さなかった。
家と家、森と森の間に通る、一筋の道。
そこを通してStuH42が砲撃され、歩兵部隊を援護する頼みの105mm砲が失われる。
また、村に突入した歩兵部隊は、M10に肉薄するも、これを仕留めることができずにいる。
パンツァーシュレックも外れ、M10が村の中央を闊歩する。
また、右翼で建物の陰に隠れる4号戦車が、窓抜きショットで爆発、炎上する。
その代わり、迂闊にも前進してきたシャーマンを至近距離から砲撃、装甲車の仇を討つことができたのが、唯一の救いだ。
敵の歩兵戦力が少ないため、村の戦いは有利に展開。
終盤になると、焦って前進したM10を、左翼に隠れていた4号戦車が砲撃。
ようやくM10を仕留めることができた。
この辺りから敵の動きが鈍くなる。
左翼のシャーマンを森の影から4号戦車が砲撃、GunHitを確認した。
直後から、敵のシャーマンが一切砲撃していないことに気づく。
その消極的な行動から、主砲が故障したと判断する。
そうであれば、戦車戦力のバランスは大きく傾く。
敵には右翼に移動したシャーマン76が1両残っている。
しかし、村へ戻ってくるルートは限られている。
森が通路を狭めているのだ。
幸いにも、パンツァーシュレック班が、予想ルート上にいた。
シャーマンの移動先を予測して待ち伏せる。
距離29m、必中の距離でパンツァーシュレックが火を吹いた。
かくして、敵の戦車戦力は失われる。
奥から対戦車砲が移動してきたが、村を占領した歩兵の銃撃を受け、1門が放棄、1門が釘付けとなっている。
左翼の歩兵部隊が、最後のバンザイアタックを仕掛けてきた。
4号戦車目指して突撃してくるが、これは無謀としか言いようが無い。
目の前のMG42と歩兵部隊1個小隊に撃退され、あえなく失敗する。
この時点で、敵側から和平交渉が入った。
結果はドイツ軍勝利だが、敵が降伏したために大差がつく結果となった。
しかし、あのまま戦闘を継続していれば、もっと差は少なくなり、ドイツ軍の辛勝というところではないだろうか。