15分経過、未だに戦線はこう着状態だ。
ソ連軍の方が戦力的には勝っていると思うのだが、かなり慎重で大きな部隊移動は見られない。
代わりに支援砲撃を集中させてきた。
どうやら支援砲撃班を2個用意しているようだ。
同時に2箇所を砲撃している。
オープントップのマーダー3が、砲撃を嫌って勝手に前進、待ち伏せ陣地を出てしまう。
そこを対戦車ライフルで攻撃してきたが、特に被害は無かった。
16分、まずい展開だ。
支援砲撃で森の陰から飛び出したマーダー3が、敵の対戦車砲に破壊される。
迫撃砲など無視すれば良いのに、指示に従わないからだ・・・。
どうにも不気味な展開で、双方、相手が先に動き出すのを待っているようだ。
今回の戦闘時間は25分。
半分以上経過して残り時間が気になるころあいだ。
このままでは引き分けか、こちらが少し不利だろうか?
18分、敵の戦車がようやく姿を現す。
予想に反して、T34ではなく軽戦車のようだ。
マーダー3の正面装甲は50mm、この距離では47mm砲を弾き返すことができる。
ミスさえしなければ有利に展開できるかもしれない。
戦闘時間が25分のなかで、20分が経過。
ようやくソ連軍の戦車が姿を現した。
予想に反して軽戦車らしいが、これが囮で、別の戦車や対戦車砲が隠れている可能性もある。
ここは慎重に対処すべきだろう。
最右翼のマーダーを前進させ、敵の側面を攻撃させる態勢をとる。
他は現在地から遠距離砲撃させることにしよう。