序盤から中央正面で、車両の移動する音が聞こえる。
大砲を牽引しているようだ。
音だけでそこまで判ってしまうとは、我がソ連兵の練度は世界一に違いない。
敵歩兵が前進している姿が散見される。
左翼から2個小隊、右翼にも1個小隊。
まだ本隊がとこかは不明だ。
中央に配置した重機関銃は、積極的に撃たせている。
敵に行動の自由を与えないためだ。
5分、偵察部隊が先行して接近しているようだ。
ポイントとなる中央の対戦車砲は、予想通り輸送車に牽引されて正面の疎林に入る模様だ。
それを後押しする為に、中央のKV-1に前進を命令する。
あえて戦車の位置を暴露し、疎林に対戦車砲を設置させるのだ。
その後、迫撃砲で殲滅してやろう。
7分、こちらの重機関銃を沈黙させるべく、敵の歩兵砲が攻撃してくる。
大隊規模の歩兵部隊には標準で付随するので、これだけで88mm砲が無いとはいえない。
右翼の森へ敵が駆け込もうとするのを、バンカー銃座で阻止する。
援護もなしにここを渡ることは不可能だろう。
正面の疎林に82mm迫撃砲を撃ち込む。
大砲がここに集結していると思われる。
まずは先ほどの歩兵砲を破壊した。
敵が徐々に接近しているのが良く見える。
まだ全貌は判明していない。
また、気になる88mm砲の存在についても不明だ。