16分、中央の丘の影から、敵の自走砲が砲撃してきた。
右翼の丘を占拠していたシャーマンが反撃、これを破壊する。
丘の影から歩兵を砲撃し続けていたら、どうする事もできなかったろう。
シャーマンを狙って攻撃してくれたお陰だ。
丘の左翼に敵が出現する。
MG42と歩兵部隊が発砲してきた。
どうやら2個小隊はいるようだ。
前進速度を緩め、クレーターの中から反撃する。
火力で圧倒しようとしたが、思うように敵を撃退できない。
幸いにも丘の右側は敵の攻撃が無い。
2個小隊を丘の頂上に進め、丘の上から攻撃することにする。
19分、シャーマンがもう1両のWESPEと勝負に出る。
WESPEの側面に全力で突撃したが、敵もこちらの行動を予想していたようだ。
先にシャーマンへ砲身を向けて待ち構えている。
WESPEが一瞬早くHEAT弾を発射。
シャーマンの乗員が負傷した。
しかし、直後にシャーマンが反撃、WESPEを破壊する。
危ないところだった。
敵の全容が見えてきた。
丘の右翼に1個小隊、左翼に2個小隊がいるようだ。
右翼の1個小隊は、シャーマンとM7に支援させ、丘の上と前進してきた重機関銃隊が攻撃する。
左翼の敵には、正面からの攻撃と、丘の上から側面に攻撃をしかけることにする。
そろそろ時間が厳しくなってきた。
急がなければならない。
左翼を先行したバズーカ班がフラッグを確保したが、敵が全く居ないのは妙だ。
左翼のフラッグへ、1個小隊を差し向ける。
24分、右翼の敵は周囲からの銃砲撃を受けて戦意を喪失。
降伏した。
左翼の大フラッグには、敵のHQ分隊が居たが、1個小隊でこれを撃滅。
中央の丘の左翼に展開していた2個小隊も、丘から駆け下りた部隊と、正面から迫る歩兵部隊に半包囲され、次々と壊滅させる。
29分、指揮官の意思を無視して、現場の兵士が降伏した。
ドイツ軍の士気は、かなり落ち込んでいたようである。
結果は連合軍の戦術的勝利である。
3つの大フラッグを確保して、ドイツ軍を降伏させた結果である。
しかし、こちらの損害も大きかった。
力技でごり押ししすぎたのかもしれない。
なお、ドイツ軍の生還1名とは、Fw190Fのパイロットのことだろうか?