1944年5月、ムッソリーニ政権の崩壊と米英軍の物量の前にドイツ軍イタリア戦線の崩壊は目前に迫っていた。
米英軍の次なる矛先がフランス本土に向けられることは自明であることから、部隊の態を未だ保ったままの兵力は、いち早く後方へ下げられていった。
その中にあって、残存部隊を寄せ集めた幾つかの守備隊が急遽編成され、部隊の後送を円滑に進められる為に、絶望的な遅延戦闘に駆り出されて行った。
今回は連合軍の攻撃であるが、戦力差が2.25倍与えられている。
(攻撃側優位1.5倍×連合軍ハンデ+50%)
ドイツ軍1000ポイントに対して、連合軍は2250ポイントもあるのだ。
しかし、時間は25分と、少々短めに設定されている。
この圧倒的な戦力で、一気に敵を突き崩す必要があるだろう。
起伏が激しく森が多いとのことなので、今回も歩兵中心の編成とする。
圧倒的な戦力を揃えるためにも、ここは1個大隊をまとめ買いすることにした。
投入戦力は以下の通り。
ライフル歩兵大隊 1個
M20偵察車 1両
M4シャーマン戦車 1両
M7自走砲 2両
M2ハーフトラック 1両
ライフル1個大隊ともなると、57mm対戦車砲が3門ついてくる。
あまり活躍する事はないと思ったが、必要であればM2ハーフトラックで前線へ移動させる事も考える。
また、歩兵大隊には工兵小隊がオマケでついている。
地雷除去などに活躍してくれるだろう。
戦車は右端から前進させ、右の丘から支援砲撃させる。
歩兵は力押しで正面から中央の丘を奪取する。
森やクレーターが沢山あるので、遮蔽物にはそれほど困らない。
後は出たとこ勝負だ。